Google Cloud in Action読んだ
- 2018年に出たGoogle Cloud Platformの本です。
- 著者の John J. GeewaxさんはGoogleのエンジニアです
- サンプルプログラムはNodeJS(あんまり依存しないと思いますが)です
以下のGCPサービスが紹介されており、
- DB・ストレージ系(GCS.BigTable,Datastore,CloudSQL,Spanner)
- Compute系(GCE,GKE,GAE,Cloud Function)
- 機械学習系(Cloud Vision, Cloud Natural Language, Cloud Speech, Cloud Translation, Cloud Machine Learning Engine)
- ビッグデータ系(BigQuery, Pub/Sub, Dataflow)
それぞれのサービスに関して、
- 概要
- 特性(レイテンシ、スケール、耐久性)
- 合う合わない(小規模なTODOアプリ、大規模SNS、証券取引)
- 価格感
が説明されています。GCPのサービスの感じを掴むのにいい感じです。
個人的に勉強になったのは、Pub/Subの属性とメッセージ データの使い分けの記載です。
メッセージデータはデコード(Base64。任意で暗号化)が必要、属性は不要なので、メッセージのルーティング(※)的な事をするためのデータは属性に入れるのが、想定してる使い分けらしいです。
※サブスクライバーが処理すべきメッセージか判定したり、データ内容によって処理内容を変更する